住宅リフォーム施工箇所別情報-耐震
家のことで心配なことのひとつに地震があります。
新潟中越沖地震は最大震度6強を記録した大地震ですが、建物の被害は
建物全壊 1,082棟
建物大規模半壊 348棟
建物半壊 1,987棟
建物一部損壊 25,102棟
となっています。その中でも建物の耐震性については信州大学工学部の五十田博准教授によると被害を受けた建物のほとんどは耐震性に欠けており、極めて弱い建物が倒されたということを発言しています。
新潟と違い都会はコンクリートや鉄筋で丈夫だということをいう人もいますが、そのようにポジティブな考えをしていることは必ずしも良いこととは言えません。
「転ばぬ先の杖」、「備えあれば憂いなし」という言葉のように、自分の安全なはあらかじめ確保しておくことが大切です。
《耐震リフォーム》
まず、耐震にはいくつかのポイントがあります。
地盤・・・揺れは地盤の状態によって決まります。軟らかい地盤であればそれだけ揺れも大きくなります。
重量・・・建物全体の重量は、重くなればなるだけ揺れに耐えられなくなります。
壁・・・地震の力に耐える大切な役割を果たします。
床・・・壁の耐震性を生かすためには床もしっかりとした強度が必要です。
接合部・・・柱や梁をしっかりと接合していなければ、揺れでバラバラになってしまいます。
《補強方法》
・無筋コンクリートの補強の有筋化。
・ひびわれに樹脂を流し込み塞ぐ。
・梁と土台に筋交いを入れる。
・構造用合板を貼り付けて耐力を強化。
・壁を増やして耐力を強化。
・土台、柱の補強もしくは交換、防腐・防蟻処理。
・接合部にアンカーボルトで固定。
・屋根瓦を軽量かつ丈夫な物に変えることで家にかかる負担を減らす。
《耐震リフォーム費用》
築年数や建物の大きさによって違いますが平均で110万円程度です。
《耐震リフォーム期間》
リフォームの内容によって期間は異なりますが、平均して3日から10日くらいです。耐震リフォームの主たる壁は一部屋づつの工事です。ですから、生活をしながらの工事が可能です。
《悪徳耐震業者を見極めるポイント》
・壁を補強しない。
・人に見えない床下や屋根裏を重点に補強して経費を水増しする。
・判断する時間を与えず契約をせまる。夜間に訪問する。
・業者がどこの会社かわかりづらい。
・専門知識を持つもの(建築士)がいない。
《耐震リフォームで注意する点》
耐震補強には自治体の補助が出る場合があります。事前に役所にいって確かめた方がいいでしょう。
また、耐震診断にはみっつあり自分で出来る簡易診断、建築士や建築技術者による一般診断、一級建築士による精密診断があります。まずは簡易診断をして当てはまれば専門家による診断をすぐにしましょう。一般診断は日本建築防災協会の「誰でも出来るわが家の耐震診断」でできます。気になる方は下のアドレスから診断をしてみてください。
日本建築防災協会「誰でも出来るわが家の耐震診断」
http://www.sumai-info.jp/reform/taishin/
住宅リフォーム施工箇所別情報-バリアフリー・フローリング
高齢になると、どうしても古い日本家屋では住みづらくなります。
バリアフリーにするときには、その人にあったものにするように心がけましょう。
手すりなど、高さや位置があっていないと意味がありません。
福祉住環境コーディネーターや、病院の理学療法士などに相談するといいでしょう。
介護保険で、20万円までの工事なら1割負担で行えます。
これは原則一度限りですが、要介護度が3以上あがったときと転居したときに限り、もう一度だけ認められています。
償還払いといい、他のサービスとは違い一度全額払ってから、9割を返金してもらうことになります。
住宅改修が必要な理由書、改修前後の図面や写真(日付入り)、工事の内訳書や領収書などを添えて申請します。
では具体的な工事の内容について見ていきましょう。
・段差をなくす
ちょっとした段差も、高齢者にとっては大きなものとなります。
具体的には、設計段階で3mm、仕上がり寸法で5mmあれば段差と呼んでいます。
廊下と部屋の間だけでなく、お風呂と脱衣所や玄関のあがりがまちなどの段差をなくすといいでしょう。
・手すりをつける
手すりには、廊下などにつける長いものと、トイレなどにつける短いものがあります。
利用する人の障害の程度や体型によって、設置場所は変わります。
廊下などのものは、太ももの付け根あたりの高さになるのが最適とされています。
トイレ・洗面所
トイレは広くとりたいものです。
現在は大丈夫でも、将来的に介護者が使いやすいことを想定してリフォームするといいでしょう。
洗面所は、車いすでも足元が入るような設計がいいでしぉう。
フローリングのリフォームには、フローリングを張り替える場合と、畳をはずしてフローリングにする場合があります。
それぞれについてまとめました。
・フローリング→フローリング
フローリングのリフォームにかかる値段は、戸建かマンションかなどで異なりますが、6畳で12万円から15万円くらいからできます。
今あるフローリング材をはがし、下の状態をみて、必要ならば補修してから新しいフローリングを張ることになります。
マンションの場合は、管理組合の規約をよく読みましょう。
音の出る工事の場合は、管理人に所定の届け出が必要なことが多いです。
集合住宅ですので、床材の防音能力も定められています。
簡単なものでしたら自分で行うことも可能です。
今は気軽に貼れるフローリングシートのようなものもありますので、きれいに掃除をしたあと、丁寧にはりましょう。
木製のカーペットもあります。
子供さんが小さくて落書きの心配があるようなときは、あらかじめカーペットにしておくのがいいかもしれませんね。
・畳→フローリング
畳からフローリングにリフォームする場合、おしゃれだからという理由と、バリアフリーにしたいからという理由があります。
畳は分厚いので、はがしたあと、根太(ねだ)というものを一定間隔でおいて、その上にフローリングをすることになります。
住宅リフォーム施工箇所別情報-屋根
建材にもよりますが、1坪あたり2,500円から10,000円くらいであるようです。
リフォームしたあとも、瓦であればずれの確認、その他の建材でも塗り直しの必要があるようです。
瓦は10年ごとには点検が必要とされています。
耐久年数も含めて、その買い物がいい買い物なのか検討したいですね。
全面的にリフォームしなくても、瓦ならば割れているところだけとか、金属系のものであれば塗り直すだけなど、部分的な改修もできます。
こまめにチェックしてもらって、傷も小さいうちに手当しておけば大事にはいたらないということですね。
担当者とよく話し合って決めてください。
建材は、メーカーによって10年保証や5年保証などを設けていることもあります。
契約のときにはよく確認してください。
住宅リフォーム施工箇所別情報-外壁・塗装
そのあとのニュースでは、壁のタイルの点検法などをやっていましたが覚えていらっしゃいますか?
タイルに少しでもヒビが入っていたら、すぐに専門家を呼んでください。
また、茶色いタイルなどで白い汚れが目立つようなら、これも要点検です。
被害者をだすような事故を起こす前に自衛しましょう。
外壁の工事には湿式工法と乾式工法とがあります。
前者は水を使うため、天気に左右されやすいという欠点があります。
でも、そのあとは長持ちするようです。
後者は簡単な工事で工期が短くてすみます。
建材はピンからキリまでです。
高いものは耐久年数が50年を超えたりします。
安いものだと、少なくとも10年に1度は工事が必要になります。
自分のライフサイクルとの相談になりますね。
その家に何年住むつもりなのか、将来は相続させるのか売って自分の介護費用にするのか。
リフォームするにあたっては、そういった自分の方針を決めないといけないようです。